2007/09/22

曼珠沙華を求めて嵯峨野へ・・・





久々に、お彼岸に入った昨日、京都嵯峨野へカメラ仲間と朝早くから出掛けました。

今年の残暑は殊の外厳しく、果たして彼岸花とも言われる「曼珠沙華」が咲いているか・・・?

市バスを終点「大覚寺」で降り、「直指庵」への道を歩き、大沢池のほとりをへ出ました。
数年前まで「菱」は勿論、蓮の花などにはお目に掛かれなかったこの池に、驚きました。池の真ん中あたりは蓮の「島」です。
周辺には「菱」がびっしり・・・。
23〜25日の恒例の「観月祭」のお船も又大変だろうな〜と・・・。

大沢池から広沢池までの、ゆったりした畦道に何故か落ちつきます。
道すがら作業をする農家の方に出合いました。
<今年のヒガンバナは、いつもより4、5日遅いな・・・>と。

遠く見渡すと、黄金色の稲の合間にチョコチョコ 朱い花が見えます。
戦後に流行した <赤い花なら曼珠沙華、オランだ屋敷に雨が降る・・・> の長崎物語の歌詞が想いだされました
(真夏のような暑さなのに・・・。年齢がわかるな・・・)

足下には紫色の「オオイヌノフグリ」や「遅れアサガオ」がそれなりの<自己主張>を見せていました。
例年ならもっともっと朱いベルトの様な風景に出会えるのに・・・。

嵐山をバックに楚々と咲く「曼珠沙華」にすっかり心が洗われました。

たどり着いた「広沢池」には悠々と水をたたえ傍らの葦に身を寄せる「シラサギ」が印象的でした。
きっと彼らもこんな暑さは<想定外>とか・・・。

今年の<秋>は如何なものか?
紅葉は・・・